15年間働いてきて、個人の重要度が上がってきた事を実感している。
昔、個人というものは、会社という組織の中で、歯車になって、働く事が当然であった。
中小企業でも、大企業でもどんなに才能があっても、会社の組織の一部となっていた。
しかし、最近は、才能のある個人は、組織の枠からはみ出し、
自由に振る舞い。他を圧倒する成果を出し始めている。
昔は、どんなに頑張っても、2~3倍の結果程度しか出せなかったが、
今は、努力とやり方によって、10~100倍の結果が出せるようになってきた。
これは、現場で働いてきて、とても実感できる。
同意できる、ビジネスマンは多いと思う。
では、なぜ出来る人と出来ない人の差が大きくなってきたのか、
3つの大きな原因があると思う。
1つ目は、携帯電話の普及である。
何よりもまずこれが大きい。すべてはここから始まる。
これにより、どこに居ても、仕事が出来、指示が出せ、受注が出来るようになった。
2つ目は、インターネットの普及である。
大量のデータを、簡単にやり取りが出来る。
これにより、わざわざ図面を貰いに行かなくても済むようになった。
見積りの納期や、作図の納期など、図面のやり取りが早くなった。
発注から、メーカーの製造ラインに乗るまでが早くなり
劇的な納期短縮が起こるようになった。
インターネットの普及により、情報の交換が革命的に早くなり、
個人によるこなせる業務量が格段に多くなった。
今までは、情報のやり取りが、電話とFAXと書面しかなく、
図面のやり取りなどに、数日かかっていたが、
これが今では、1分で出来るようになった。
3つ目が、スマートフォンの普及である。
ついに、外部でもインターネットに繋がるようになった。
今、個人の力が大きくなってきた。
大きな力を持つ個人が、圧倒的成果をだし、会社に貢献する。
会社は、その個人の役職を上げざるを得なくなる。
その個人は、役職を上げる事により、もっと大きなパワーを持つようになる。
益々、個人の力が大きくなってゆく。
給料の格差はますます拡大していく。
また、大きな力を持った個人たちが繋がるようになってきた。
他業界や関連業界や取引先などで、同じような境遇の、
同じようなレベルの人間が繋がるようになってきた。
高いレベルの人間同士が繋がり、毎夜のように会食し、
ほとんどの、仕事の案件の受発注がそこで決まってしまう。
事務所で、夜中まで仕事をやっていても、仕事は取れない。
高いレベルの人間と公私共に繋がって、
会食や旅行などに一緒に行き、お酒を飲みながら、
仕事を決めてしまう。
昔は、こんなにも出会う事が出来なかったので、
出来る人間も、出来ない人間も、みんな一緒に居酒屋に行って盛り上がった。
しかし今は違う。出来る人間同士で付き合い。他の人とは係わらない。
これからますます、個人の時代だと考える。
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