労働の美学

今、世間では、働き方改革と言われ、働き方を見直そう。という動きがある。

今の日本人は、働き過ぎだから、もう少し休みを取ろう。

残業が多すぎだから、減らしましょう。という動きである。


はたして、日本人は本当に働きすぎなのであろうか、

本当に、働き方改革は必要なのであろうか。


私は、人より労働時間が長いが、労働があまり苦ではない。

朝は6時に出勤し夜は8時~9時ぐらいまで仕事をしている。

そして月曜から土曜まで出勤していて、

日曜日は、お客さんとゴルフや、マラソンや、旅行などに行っているため、

実質の休みは月に2日程度である。


これだけ働いていても、たいして苦だとは思わない。

むしろ楽しいなと思っている。


労働は苦ではないが、私よりも働かない人たちが、

『大変だ、疲れた、忙しい』と言っているのが聞こえてくる事が、苦である。


こんなデータがある。

年間の、休日の日数が少ない国の1位は、日本である。

晴れて韓国を抜いて1位になったそうである。

もっと休日が欲しいと思っている国の1位はスペインだそうである。

スペインは日本の何倍も休んでいて、さらに休みたいと言っているのである。

ちなみに、一番休みが欲しいと思っていない国は、日本だそうである。

世界一休んでいないのに、休みが欲しいと思っていないのである。


この結果を、ニュースでは残念そうにしゃべっていた。

これは残念なニュースなのであろうか、悪いことなのか。


私は逆だと考えている。

働く事は素晴らしいことなのだ、労働は人を成長させる。

辛い仕事ほど人は成長できる。


それなのに、ニュースキャスターは、

『人生を豊かにするために働くのであって、働く為に生きるのではない』

と言ってる。それを聞いた周りの人は、うんうん、その通りだ。という顔をしている。


現在の日本は、成長が止まっている。一番の原因は高齢化と人口の減少である。

こんな非常事態の中で、労働時間を減らしましょう。などと言っているのだ。

そんな事をしていては、国力が弱くなるのは、目に見えている。


政府はこんな事を、本気で言っているのか。


本当は、政府はこんな事を言っていては、国力が弱る事は分かっているのだ。

国力が弱くなる事は分かっているが、言っているのだ。

じゃぁなぜそんな事を言うのか、


答えは、票が欲しいからである。


働き方改革と言えば、庶民には耳触りがいいからだ。

庶民が喜ぶからだ。



私からすれば、世間の連中はたいして働いていない。

月に8日も休んでいて、さらに残業を減らせ。

なんて言うのは、甘えが強すぎる。


私は逆に、もっと働けと言いたい。


日本は、そもそも労働力で世界と渡り合ってきた。

日本が世界に勝っている事は、真面目で誠実でコツコツと働ける事なのである。


日本には、世界各国のような、天然資源もなければ、観光資源もない。

日本にあるものは、労働を美徳とする。大切な文化である。


昔の人間はよく働いた。

昔の人間と仕事すると、こちらが根を上げたくなってくる。

そんな人たちが日本を成長させてきたのである。


労働時間を減らせば、日本の企業は世界に負ける。

労働時間を減らせば、日本は世界に置いて行かれる。


日本人はもっと働くべきである。

長時間労働は、悪ではない。すばらしい事なのだ。

自殺した人間を、可哀そうと言い。企業を叩くのをやめろ。


攻めるべきは、自殺まで考え込んでいた事に気付かない上司のみの責任で

企業全体が悪である。ような言い方はするな。


企業は、社員の幸福を祈っている。

何千人と社員がいれば一人くらいそんな人だっているだろう。

そんな所にスポットを当てるな。

長時間労働を乗り越え、素晴らしい業績を上げ、

若くして出世した社員にスポットを当てろ。


俺もああなりたい。と世間の男に思わせろ。


長時間労働の上に、企業の繁栄があったのだ。

繁栄は多くの人に幸福をもたらす。



企業の繁栄無くして、

日本の繁栄は無い。




日本の男よ

もっともっと働け、

働き続けた先に見えてくるものがある。


右寄りに生きる

右寄りな思考から、人生を考える。

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